筈井 俊輔 (ハズイ シュンスケ)アントレプレナーシップ専攻 教授 | |||
「仕事・学習・技術導入が現場で立ち上がる条件を、批判的実在論とフィールドワークから解明する組織論研究者」
仕事・学習・技術導入が、現場でどう立ち上がるのかを研究しています。組織の現場では、管理者があらかじめ設計した仕事のほかに、従業員自身が状況を読み取り、他の人やモノ、場所との関係のなかで、別の仕事や実践を立ち上げていく過程が常に起きています。これを、個人の気質や組織文化に還元するのではなく、人と人・人とモノの相互作用と、その背後の社会技術的構造から読み解くことを続けてきました。
この問いは、人材育成・リスキリング、技術導入・DX、インフラ構築・長期継続事業、海外拠点の現地化といった、実務的に重要な論点すべてに射程が及びます。近年は、エッセンシャルワークや不可視労働のように、社会を支えながら十分に言語化されてこなかった現場の研究にも取り組んでいます。
単著『なぜ特異な仕事は生まれるのか?』(京都大学学術出版会、2021年)で第21回日本社会学会奨励賞(著書の部)を受賞。